こんな会社は危険だ!
私は3つの会社を経験しましたが、今思えば1社目は本当に異質でした。その会社は一部上場企業だったのですが、毎日と言っていいほど有り得ないことが起きました。他社を経験してしみじみと実感するのですが、そりゃ経営難になるわって思います。
その会社は潰れはしませんでしたが、公的機関が入り自主再建は無理だったので、実質潰れたようなものです。
今日は私が経験した潰れる会社の特徴をご紹介します。以下に紹介する内容に多く当てはまったら気をつけて下さい。新卒以来ずっと同じ会社におられる方はなかなかご自身の会社を客観的に見る事は出来ないと思いますので是非ご参考にして下さい。実際私が退職する前に、40代の課長クラスの方数人に『うちの会社って本当にヤバイの?』って聞かれましたから。
1.社長の考え方が偏っている。
この会社はメーカーでした。社長は技術の向上しか考えず、設備投資しまくりました。しかし製品の付加価値の向上を単価に反映できずコストアップにより経営を圧迫しました。また製品の売れ行きが悪いにも関わらず、固定費を下げるべく増産を行いました。つまり営業面に関しては何も考えていません。自分の得意分野だけ考えるまさに偏った考え方です。他社を経験することで思ったのは、やはり経営トップは全体最適を考える方がなるべきだと感じました。
2.声のデカい人間の意見が採用される。
この会社の社長のもとに集まる経営陣は皆高圧的で攻撃性のある人ばかりでした。仕事でミスをすれば相手を怒鳴りつけ、本当に仕事のできる人間については周りに悪口を言って歩き回る人が多かったです。そういった行動をとって自分の存在感を出して社長に取り言っていました。部下のミスについて責任を取らない。仕事で結果がでなかったのは部下のせいにする。反対に部下の成果は自分の成果にしていました。
3.管理職が尊敬できない。
上記のような経営陣だったら中間管理職がやる気が無くなるのは突然だと思います。日々平穏無事に過ごすことだけに一生懸命な感じでした。しかし他社でもいろんな上司しましたがここは仕事のやり方を尊敬できる、真似したいと思えました。しかしこの会社は本当にありませんでした。強く出れるところだけ出てきて、やらなくてはならないけどめんどくさい仕事は若手にふってすませる。その時の決まり文句は『勉強だと思ってやって』でした。。。
4.仕事を抱え込む人が多い
あの仕事はあの人じゃないと出来ないって言われる人が沢山いました。その上司もその人に任せっきり。だから全く仕事の情報共有がなされずに進捗が全くわからない。その仕事に関わろうとすると血相を変えて怒り出すこともありました。
5.年齢構成がいびつ
40代と20代の間の30代がいませんでした。バブル崩壊時など不景気の際に採用を辞めた影響です。新卒入社時の私の教育担当は40代の方でした。今思うと細やかな仕事のやり方を教えてもらえませんでした。これはこの人のではないです。年齢重ねるとどうしても大雑把になりがちです。だからざっくりとした教育しかありませんでした。世代が離れているため、若手の純粋な意見はなかなか伝えづらいものです。だから上の世代も何も刺激を得られないまま、何も変わらない環境になってしまうということです。
6.やたら祝い事が多い
何か連続記録を達成したり、祈念するときは多くの立食形式のパーティーがありました。去年までやってなかったのに、今年初めてやる?ってのもありました。結局、社長が目立ちたいだけなんですね。またこれをやっていることで、一致団結してる雰囲気を創り出したい、みたいな。実際そうではないんですけどね。
いかがでしたでしょうか?私の体験からのポイントですが、多く当てはまったら気をつけましょう。1社しか経験していなかったら本当に自分の会社がまともなのか、そうでないのか分かりにくいと思いますので、ご参考にして頂けると幸いです。
以上